相続財産の調査
- 2021/09/09
相続発生後、相続人の調査をするとともに相続財産を調査しなければなりません。
相続人の調査は、被相続人の出生から死亡までの戸籍を取得することによって確認をすることができますが、相続財産についてはなかなか難しい場合もあります。
例えば、不動産であれば役所で名寄帳を取得することによって不動産をある程度調べることができますが、それでも確実ということはありません。
ある役所で名寄帳を取得しても、その市町村の不動産を調査することしかできず、他の市町村で不動産を持っていた場合にはその市町村で名寄帳等を取得しなければわかりません。不動産を複数持っている方の場合には、不動産を調査することも大変な場合もあります。
また、預貯金や有価証券などであれば、通帳や証券等がない限りはそれ以外の預貯金等があるとは通常思いませんので、そのほかの預貯金・有価証券を調査することはもっと大変となります。
このようなことから、相続財産はある程度生前に把握できるようにしておくことがいいと思います。
子どもでも、親の財産等はよく知らないという方も少なくありません。
最近では、エンディングノートを作成して、財産の概要を記載しておくという方法もあります。
相続税の申告が必要な場合には、相続財産の調査はとても大切です。
生前の対策として、生前贈与や遺言書の作成・家族信託などもありますが、相続財産を家族にわかるようにしておくためのエンディングノートを作成するということも検討してみてもいいかもしれません。
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